本書は、モデルを検証する視点を学ぶ本です。UMLで書かれたモデルの適切さ、正しさをどのような観点で評価すればよいか学べます。
クラス図を描いたけど、本当にコレでよいのか。シーケンス図上ではこうなっているけど、コレで上手くいくのか。こんな疑問に答えてくれるのが本書です。主にクラス図、シーケンス図、ユースケース図について書かれています。
対象読者は、初心者モデラー、設計を行うSEです。プログラマーにはあまり関係ない内容だと思います。
「設計に正解はない」と言われますが、十分に適切であるかの評価は出来ます。それは本書を読めば分かるでしょう。
特長
モデルを検証する基本ワザ
モデルを検証する方法が3種類取り上げられています。読んでみる、数えてみる、絵として見る
それが正しいかどうかはテストすることで分かります。プログラムが正しいことを確認するのにテストを行うように、モデルが正しいことを確認するのにテストを行う必要があります。
本書は、上記の3つのワザを使って、モデルのテストを行います。このワザを身に付ければ、人の書いたモデルを評価できますし、自分のモデルは洗練することが出来ます。
参考
- モデルに本質を描くために参考になる本
- UMLを実践で使うために
- モデリングのエッセンス教えます