タイトル
Java 5.0 Tiger 開発者ノートシリーズ
著者
ブレット マクラフリン (著), デイビッド フラナガン (著), Brett McLaughlin (原著), David Flanagan (原著), 菅野 良二 (翻訳)
出版社
オライリー・ジャパン
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Javaの最後の言語拡張と言われている「Java5.0」通称「Tiger」がついに登場しました。Tigerは言語仕様そのものが拡張されています。本書は、この拡張された仕様に関しての解説書になっています。

内容はさすがオライリーと言う感じです。深く説明されているし、注意する点も抜け目なく解説しています。例えばこんなものがあります。

Enum を実装する場合、toString()の振る舞いを変更したらvalueOf()の振る舞いも変更する必要がある。この2つのメソッドは常にペアの鏡像になる。

本書

この記事を書いている現在(2005/07/23)、本書が一番薄くて一番内容が濃いように思いました。本書の後半にあるスレッド処理の章を読んで、「なんか深いな」と感じました。

Java5.0がどんなものか知りたい人、業務でJava5.0を使う人、いろんな人におすすめです。

特徴

サンプルコードが豊富で、実際の使い方が一目瞭然

本書は、ただ文章で説明するだけの技術書ではありません。良くあるのは、言語仕様が変わった理由はなんだとか、仕様がどう変わったかとか書かれている本です。アレでは、実際の業務で利用することはできません。ただ知識を蓄えるだけの本になってしまいます。

本書は、言語仕様が変わった理由なんか一切書いてありません。書いてあるのは、どうやって使うのか。何のために使うのか。どこに注意して使うのか。です。非常に実践的な内容です。

どうやって使うのかについて書かれているため、実際の業務ですぐに役に立ちます。技術書にしては薄いので、一度通読したあと、リファレンスとして使うと言ったことができます。

参考

  • Java5.0についての解説書。
  • 開発者ノートシリーズ。Hibernate。
  • Core Java シリーズです。超おすすめ。(洋書)