「ライト、ついてますか?」
非常に興味深いタイトルの本で、内容はどんなものかと思えば、実は、問題発見・問題解決の本でした。著者のユーモアたっぷりな語り口調で各ストーリーごとに問題を発見する過程、問題を解決する過程を徐々にブレイクダウンしながら解説しています。
本書で一番心に残る一言は、タイトルにもある「ライト、ついてますか?」です。これだけ聞くと、ひらめきに関することかと思う人もいると思いますが、実はぜんぜん違います。
「ライト、ついてますか?」という一言は、本書のあるストーリーの中に出てきた言葉です。そのストーリーについて話したくて、たまらないのですが、ここはあえて話さずにおきます。 (^^;
軽く説明しておくと、問題を解決するのは第三者ではなく、問題を持っている人であるということです。「問題を解決する方法は、問題を持っている人に考えさせる」これが、本書のひとつのポイントでした。
ジェラルド・M・ワインバーグは、私の大好きなコンサルタントの一人です。(実際にあったことはありませんが・・・)
この人は、非常にユーモアたっぷりで、本書のようなお堅い系統の本でも、面白おかしく書いてくれます。本書は、社会に出てから、「問題とはなんだろうか?」「この問題はどのように解決すればよいのだろうか?」という大切な考える力、発見する力、解決する力を養ってくれるよい本です。
生きていくうちに、何か問題にぶつかったらこう考えましょう。
「ライト、ついてますか?」
ジェラルド・M・ワインバーグの他の書物
彼の書物はほんとに面白いです。非常にお勧めです。
- コンサルタント必見
- コンサルタントの武器になります。