タイトル
達人プログラマー 〜システム開発の職人から名匠への道〜
著者
村上 雅章 (翻訳)
出版社
ピアソン・エデュケーション
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「猫がソースコードを食べちゃった」、「石のスープと蛙の煮物」、「表明プログラミング」、「リファクタリング」とふざけたようなタイトルから、しっかりしたタイトルまで非常に幅広く、プログラミングの達人における心構えを諭してくれる一冊です。

内容は、プログラミングを行う上で当たり前のことから(例えば手を動かす前に、まず考えること、など)、プログラムを設計する際の注意点(結合度を最小にする、デメテルの法則など)、テストしやすいコードにするにはどのようにプログラムを書いたら良いのかまで、幅広く網羅しています。

他の似た書籍と違うのは、現場のプログラマーが自分たちの実践において培った経験やカンを惜しげもなく書いている点でしょう。達人の域になると、こういうことを考えるのかと、目からうろこが落ちました。

構成は、コラム形式で、抽象的な概念なんだけど具体例をあげて説明してあり、納得しながら読むことができます。職場でプログラミングをしている人はもちろん、これからプログラミングを始める人にも是非読んで欲しい一冊です。はっきり言って、超おすすめ!

達人プログラマーになるには、常に自分自身が何をやっているかを考え続ける必要があります。

(中略)

絶え間なく考え続け、リアルタイムで自身の作業を批判するのです。IBMにあったおなじみの企業モットーTHINK!(考えろ!)は達人プログラマーの唱えるべきマントラ(真言)です。

達人プログラマー・まえがきより

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