タイトル
Web2.0 BOOK
著者
小川 浩 (著), 後藤 康成 (著)
出版社
インプレス
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今が旬(?) の Web2.0(うぇぶニーテンゼロやうぇぶツーポイントオーと発音する) とはなんなのか?Web2.0 企業とは、Web2.0 っぽいってどいうもののことを言うのかなど、Web2.0 っていったいなんなんだということが(なんとなく)わかる本です。Web2.0 っぽいサービスや Web2.0 的な企業がどこなのかをしるのにはよい本です。

「Web2.0 とは何か」 から説明し、技術的な観点から Web2.0 を説明し、日本国内や海外のサービスで Web2.0 に分類されるサービスを説明しています。具体的な説明が多く理解しやすい本です。

Web2.0 をバズワード(Buzzword) にしないように、こういった解説本がたくさん世に出回るといいと思います。

参考

おぼえがき

Web2.0 とは

Web2.0 とは 「Web の使われ方、方向性、トレンドなどの変化」 のことをいう。今までの Web はただ情報が乱雑に散らばっているだけの環境だったが、だんだんと環境が変化してきて大きなデータベースのようになってきた。こういった Web の環境の変化のことを Web2.0 という。

セマンティックWebは、言ってみればデータベースとして完全体の Web と言えます。それに対して Web2.0 は、ある程度自然発生的な、完全体に近い Web ということができると思います。セマンティック Web と Web2.0 は必ずしも同じではないのですが、両者は方向性としては次第に接近している、と言っても間違いではないでしょう。

本書 P.23 より

ロングテール

たとえば、「売り上げの 80% は全商品の 20% で構成されている」 といった 80-20の法則 (パレートの法則) が現実世界には多く見られる。しかし、Web の世界ではこの法則が当てはまらない現象が見られるようになってきている。

Web の世界では 「よく売れる商品 20% の売り上げよりも、そのほかの 80% の商品の売り上げ合計の方がはるかに大きくなっている」 という現象が見られる。これをロングテール現象 という。

マッシュアップ

複数のサービスやコンテンツを組み合わせてつくる Web アプリケーションのこと。

Web2.0 的なサービスの必須機能

  1. 情報の受信
  2. 情報の発信
  3. 情報の検索
  4. 情報の共有

参考

  • 非常によくまとめられている。まとめて買うと Web2.0 が見えてくる
  • この本を読めば、人の集まりとしての Web を理解できるかもしれない
  • Web2.0 をざっくりと理解したい人のための本