C# におけるコーディングルール、コーディングスタイルをまとめた本です。
- ネーミング全般
- ネームスペース
- クラス・インターフェース・構造体・列挙型・メソッド・プロパティ・デリゲート・イベント・パラメータ・変数に関するネーミングルール
- コーディングルール全般
- メトリクス
- フォーマット・コメントの書き方・クラス・列挙型・メソッド・プロパティ・イベント・変数に宣言の仕方やコーディングスタイル
- 継承・演算子のオーバーロード・インスタンスメソッド・制御構造・文字列操作・数値の取り扱いルール
- 例外・ガーベージコレクション・属性・アンマネージドコード・ファイル構成・キャスト・その他に関してのコーディングルール
が解説されています。
オールカラーページで、基本的に一ページ一解説になっています。説明書にはコーディング例もついていて、理解しやすいです。C#は、C言語の流れを汲む言語で、さらに Windows の理念が含まれています。メソッド名のルールやオーバーライドの仕方もJavaとは違います。Javaとの比較という形ではかかれてはいませんが、Java言語を知っている人であれば、頭の中で比較表が簡単につくれるのではないでしょうか。
特徴
オールカラーで、例が豊富にあるというだけで、ルールブックはかなり見やすくなるのだなぁと関心しました。タイトルに『超図解』とありますが、図解されている部分はほとんどないのでは!?というのが感想です(笑) しかし、見やすい構成になっているし、何かの言語をやったことがある人なら、するすると理解できると思います。
ただ、ルールブック・スタイルブックにしては高いかなと思います。この手の本で 2,000円 を超えるのは、ちょっとボッタクリな気がします。それでも、分かりやすいし、何度でも読み返せると言うことで、手元に一冊あると便利だと思いました。
参考
- Java版、スタイル・ルールブック
- VB.Net 版、スタイル・ルールブック
- 絶対に読んでおいたほうがよい。この本を読んでからコーディングをすべし