一人前のプログラマには、一朝一夕ではなれません。すばらしいコンピュータソフトは、優れたプログラマの集団から生まれます。将来、その集団の中にあなたの名前があるように、今日から努力を始めてください。本書は、そのための第一歩です。さあ、踏み出しましょう。
特徴
図解シリーズのいいところが出ています。何がいいかって、小難しいアルゴリズムの説明をわかりやすい図を使って丁寧・親切に説明しているところがステキです。
アルゴリズムの種類は、大学の講義で習う程度のものになっています。
- 平均を求める
- 最大値・最小値を求める
- 番人を使ったアルゴリズム
- ソート(選択法・バブルソート・挿入法・シェルソート・クイックソート)
- 探索(リニアサーチ・バイナリサーチ)
- 再帰(最大公約数・階乗・クイックソート)
- ファイルのマージ
- ニュートン法
- 台形法
- ダイクストラ法
- ポインタ
対象読者は、プログラミングを始めたばかりの人〜実はアルゴリズムをしっかり勉強したことのない中堅プログラマです。アルゴリズムの基本と仕組みを図入りの説明で行った後、C言語を使って実装まで行っています。大学の授業でニュートン法とかのプログラムを書く必要がありましたが、本書のおかげでスムーズに理解できました。
おすすめポイントは、とにかくわかりやすいところです。他にもアルゴリズムを解説した本はたくさん出ていますが、本書ほどわかりやすく解説しているアルゴリズムの本はありません。
参考
+本書に載っているアルゴリズムで足りないと感じた人には、これをご紹介。決して読みやすくはないですが、アルゴリズムのバイブルです。
- アルゴリズムのバイブル第二弾
- アルゴリズムを後ろの角度から学びたい人におすすめ。
- 本書と同じくらいわかりやすくアルゴリズムを解説してくれます。