タイトル
PHPプログラミング入門―PHPによるWebアプリケーション開発
著者
レオン アトキンソン (著), Leon Atokinson (原著), 玉川 竜司 (翻訳)
出版社
ピアソンエデュケーション
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PHPは、サーバーサイドスクリプトのひとつで、豊富な関数が標準で備わっているのが 特徴的です。言語は、C言語に非常に似ていて手続き型でプログラミングできます。 最近の風潮で、オブジェクト指向がもてはやされています。PHPはクラスを作成することもでき、 オブジェクト指向でプログラミングできる、非常に優れたスクリプト言語です。

本書は、PHP3を使った入門書です。この記事を書いている現在は、 最新バージョンが4.3.6(PHP4)で、PHP5 RC1が発表されたところです。 つまるところ、PHP3は、少し時代遅れの感があるということです。

しかししかし、PHPのバージョンがあがったところで、本書が良書であることには 変わりありません。PHPの簡潔な説明と、関数のリファレンスが半分。PHPを使った システム設計の解説が少しと、入門書にしては非常にボリュームがありながら、 そのバランスにはあっぱれとしか言いようがありません。

PHPのバージョンが古いこともあり、関数リファレンスがそのままでは使えない部分があったりしますが、 入門書として、これほど完成された良書は珍しいと思います。 関数リファレンスといいながら、実はサンプルコードになっていて使い方が一目瞭然なのです。 PHP初心者が、そのままテキストに入力して実行できるところが、ニクイです。(^^)

特徴

本書の特徴として下記のことが学べます。

■PHPの構文と関数の完全理解
■データベースアプリケーション開発のテクニック
■パフォーマンスの最適化のためのデザインと設計
■実践的で効率的なデバッグ

本書からの役立ちそうな情報

include関数とrequire関数はファイルへのパスを引数に取ります。 ファイルはPHPスクリプトと同じように解析されます。つまり、include・requireするファイルにも PHPスクリプトを書くことができ、実行されるということです。 require関数は、関数自体をPHP解析時にファイルと置き換えます。 include関数は、関数実行時に動的にファイルと置き換えます。 この違いにより、例えばループ処理でファイル1、ファイル2、ファイル3を取り込みたい場合、 require関数では3つのファイルを静的に置き換えるのに対し、 include関数は、ループ変数を使って、動的にファイルを置き換えることができます。
require(“ファイル1”); require(“ファイル2”); require(“ファイル3”); for ($i = 0; $i

参考

  • プロフェッショナルを目指すなら