タイトル
Javaクックブック―Java開発者のためのレシピ集
著者
イアン・F. ダーウィン (著), Ian F. Darwin (原著), 宇野 浩司 (翻訳), 豊福 剛 (翻訳)
出版社
オライリー・ジャパン
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文句なしのおすすめ書籍です。Javaの開発者には聖書のような存在になること間違いなしの本です。 Javaプログラミングにおける「こんなときはどうしよう?」や「あれはどうやればいいんだっけ?」という言葉が、確実に少なくなる逸品です。

この本は、CookBook(通称お料理本)のJava版です。このほかにPerlクックブックなんかもでています。各章毎に、レシピと名のついた「こんなときはどうする?」といったときの解決法(多くはサンプルコード)が載っています。

オライリーから出す本だけあって、内容が非常に濃いです。入門書やガイドブックの類ではなく、純粋にリファレンスとして使うための本です。ただし、それでも一通りは通読することをおすすめします。サンプルコードが非常に洗練されていて、業務でプログラミングするときにもほとんどそのまま使えてしまいます。

サンプルのソースコードはほとんどが完全な形で載せてあり、コメントも非常に丁寧に書かれています。良いソースコードの例とも言えるでしょう。

コンパイル・デバッグから始まり、文字列の料理、正規表現、数値、日付/時刻、データ構造(配列やコレクションクラス)、オブジェクト指向における技法、IO、ディレクトリ/ファイル操作、シリアル/パラレルポート、グラフィックス/サウンド、GUI、国際化と地域化、ネットワーク、ソケット、アプレット、サーブレット/JSP、電子メール(JavaMail)、データベースアクセス(JDBC)、XML、分散(RMI)、パッケージ/JAR、スレッド、コラム…と考え付くほとんどすべての標準JAVAプログラミングを網羅しています。

説明文も癖はなく、丁寧に書かれています。さすがオライリー出版という感じです。個人でプログラミングするときのスキルアップに、業務でプログラミングするときの問題解決に本書をおすすめします。

  • Perl の料理本もでています。