まず、Rubyの大まかな形がわかって、それから細部が鮮明になっていく。そんな感じでこの本は進んでいきます。後半以降はリファレンスとして使えるし、前半だけで大体Rubyを使えるくらいまでなれるでしょう。Ruby自体、それほど厄介な言語でもないですし、この本を読めば大半はマスターできると思います。
RubyはPerlと違い、オブジェクト指向スクリプト言語です。オブジェクト指向であるので、最近のPerlの擬似オブジェクト指向表現と違いソースコードが読みやすいのが特徴です。まあ、プログラマによって読みやすいPerlのソースや、読みにくいRubyのコードになってしまうんですが・・・。
この本は、前半部分でRubyの文法について段階的に学び、後半はテキスト処理を重点にリファレンス的(?)な説明を行っています。 この本は、対象はRubyプログラミング初心者で、かつスクリプトを書いた経験がある人といったところでしょう。
後半部をリファレンス的に使えると書きましたが、実際は突込みが浅いので必要な情報を探しにくいかと思います。前半部も段階的に学ぶ方法をとっているので、局所的な項目(例えばクラスについてとか、正規表現の書き方とか)は探しにくいです。
Rubyを最初に学ぶなら、この本をおすすめしますが、この本を読み終わったらリファレンス的に使えて、他の良書に当たるのがいいかもしれません。
- ということで、他の良書をおすすめします。
- オブジェクト指向Rubyの本家Webサイト
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