本書は、哲学や心理学といった学問の切り口からプログラミングという作業について書かれたものです。
- プログラミングとは何か?
- プロフェッショナルとアマチュアの違いは何か?
- プログラミングの学習方法について
- プログラミング言語による設計について
といったことについて書かれています。
実際にプログラミングをしている人も、プログラミングという作業がどういうものかということを考えるきっかけを与えてくれる本です。仕事で仕方なくプログラミングをしている人も、学校の宿題だからプログラミングしなければならない人も、趣味で好きでやっている人も、読む価値のある本田と思います。
読んですぐに実践で使える本ではありませんが、本書を読むことでプログラミングという作業への思いが変わると思います。
特長
縦書きなのがちょっと新鮮
本書の構成は、縦書きの2割りになっています。パッと見ると小説のようにも見えなくもありません。
この構成は好き嫌いが分かれるところだと思いますが、僕はちょっと読みにくい気がしました。読みなれている技術書とは違って本当に活字ばかりです。結構ボリュームもあるので、一気に読むのはつらいと思いますが、ちょびちょび読んでいると前半の内容を忘れてしまうと言うことにもなりかねません。
結構前後の話につながりがあるので、最初から最後まで読むといったタイプの本です。
プログラミングについて書かれているが、プログラムコードは一切出てこない
本書は本当に読み物です。プログラミングについて書かれていますが、プログラミングコードは一切でてきません。
読んですぐに現場で通用するような類の本ではないため、じっくりと腰をすえて読むのがいいと思います。心構えが洗練されること間違いナシです。
参考
- ソフトウェア開発の永遠のバイブル
- 本物のハッカーはコンピュータの天才という意味です。
- ソフトウェアエンジニアリングによるソフトウェア開発