タイトル
珠玉のプログラミング
著者
小林 健一郎 (翻訳)
出版社
ピアソン・エデュケーション
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雑誌で絶賛されていたのでどれほどのものかと期待していた本ですが、非常に難しい。難しいの一言に尽きます。はっきり言ってアルゴリズムをかじったぐらいの学生では、到底本質は見えてこないのではないかと思う。

本書は、ほんとに難しくて、半分くらいしか理解できなかった覚えがある。何度も読み返した記憶もある。堅めの文章で、とっつきにくく、サンプルコードは擬似コード(Cに近いコード)。しかし、何度も読んでしまうのは、アルゴリズムがわからなくて悔しいわけではなく、本書の考え方が非常に良いものであるからに他ならない。

例えば、1,000,000人の人間から、ランダムに100人を選び出すときに、どのようにすれば一番簡単かという問題がある。この答えはあえて言わないでおくが、この本には確かにアルゴリズムについて考えさせてくれる部分が非常にたくさんある。

15のコラムに分かれていて、一つの章で一つの話題が取り上げられていて、ちょっとした時間でも読みやすい。ちょっと難しいですが、納得できるところもいくつかあり、買って損はないと思う。むしろ買ってもらいたい。

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