最近何かと問題になる著作権についてわかりやすく解説しているのが本書の特徴です。インターネットが普及してきた現代において、固形物に対する著作権だけでなく、流体物に対する著作権の知識もますます必要になってきました。
本書では、まず、目次の部分がよくできていて、知りたいと思う情報が一目で入ってくるような章が並んでいます。「著作権とはどんのような権利か」からはじまり「著作権によって保護されるものは何か」、「どのような場合に著作権の自由利用ができるのか」、「権利侵害にどのように対処したらよいのか」など、興味を引く章ばかりです。
プログラムに関する著作権などもあり、プログラマーの皆さんも一度目を通しておくと良いかもしれません。じつは自分に著作権があったのに、「会社に不正使用されている」なんてこともあるかもしれませんよ。
文体はお堅い系の本ですが、難しいことを簡単に解説しているあたり、さすがです。必要な部分だけでも読んでみる事をおすすめします。手元にあって損するものではないですから。
こちらは、Web上の著作権に関するQ&Aです。